いつからスタートするべきか
これから通関士で年収増を狙う皆さんは、何はともあれ「試験合格」に全力を注がなければなりません。
試験対策に先立ち、自分がいつの試験で合格を狙うのか、そのためにはいつからどんな勉強を始めるべきなのかを正しく把握する必要があります。
試験勉強は遅くとも年明けからスタート!
<通関士試験の基本情報は、税関ホームページにて「通関士試験」のページに掲載されています。
(参照:通関士試験のご案内はコチラから)
通関士試験の日程は、例年10月の第一日曜日に実施されます。試験科目と試験時間は下記の通りで、3つの分野に分かれています。
試験科目 | 時間 |
---|---|
《1》 通関業法 | 9:30~ 10:20 |
《2》 関税法、関税定率法 その他関税に関する法律及び 外国為替及び外国貿易法 (同法第6章に係る部分に限る。) |
11:00~ 12:40 |
《3》 通関書類の作成要領 その他通関手続の実務 |
13:50~ 15:30 |
試験を受けるとなれば、1日がかりの長丁場となります。試験対策においては、基本的な知識の習得の他、長時間集中力を絶やさないための対策もぜひ心がけましょう。
試験対策上、最も重視すべきは「《3》 通関書類の作成要領その他通関手続の実務」です。
実務未経験の受験生にとっては、この科目で6割を確保できるかどうかが通関士試験最大の山場となります。
もちろん、「《1》 通関業法」や「《2》 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る。)」についても油断することはできませんが、これらはコツコツ対策さえ出来ればそこそこ得点できる科目です。
というわけで、何はともあれ実務科目に重点をおくことが必須となります。通関士試験では、科目間の難易度の差が著しいという特徴があるので注意が必要なんです。
通関士試験対策の始めどきは、おおよそ「10ヵ月前」を想定するのが得策です。試験が10月ですから、お正月から心機一転、スタートされるのがちょうど良いでしょう。
合格発表は試験から2か月後の11月下旬
通関士試験の合格発表は、タイトルの通り、例年11月下旬。合格者の氏名・受験番号が官報に掲載される他、受験した税関の各官署にも合格者の受験番号が掲示されます。
もちろん、試験結果は郵送されますが、手ごたえが感じられる場合には、記念に掲示を見に行ったり、官報を購入されたりするのもお勧めです。
試験日から合格発表まで若干期間がありますが、変にくよくよせず、これまでの労をねぎらいながらゆったりと過ごせるのが理想的ですね。